卒業写真

2004年4月13日 DAYS
 今日は仕事は休み。
 
 ぼんやりと過ごしていたところへ、卒業式の写真が届きました。学部全員で撮影した、集合写真。
 自分の写りはともかくとして(笑)、たった一ヶ月ほど前のことだというのに、懐かしいですね。我ながら、いかにこの一ヶ月が激動の毎日だったかが伺えます。
 私は卒業式終了後の謝恩会実行委員でもあったため、感慨もひとしおです。
 思い起こせば、本当にあっという間の四年間でした。
 
 高校三年生の春、私は進路のことで父親と対立して、毎日が反抗期。突然癇癪を起こしたり、食事が喉を通らなかったり。そんなことが続いたある日、気がつくと自分はいつも熱っぽく、だるさがとれない状態になっていました。
 何日学校を休んでも、熱はいっこうに下がらない。考えれば考えるほど、自分が追いつめられていくのが分かりました。朝になると何もかもが憂鬱で、真っ白な箱の中にずっと横たわっているような、そんな感覚。
 半月自宅で療養した後、結局近くの総合病院に入院することになりました。原因不明、とはいえ客観的に見ればメンタル的な部分からきていることは一目瞭然です。
 
 結果的に私は内科ではなく、心療内科にかかることになりました。おかげさまでいいカウンセラーの先生に出会えたことで、その後は順調に回復しました。
 ただし、私の場合は卵巣の大きさが左右違うことから、女性ホルモンのバランスが元々よくないこと、また小さい頃から両親の愛情を十分に感じられないまま育ってしまったことにも起因しているため、現在も治療中ではあります。今では自分の個性の一部だと割り切って、過ごすようにはしてます。

 その後、私は父親の望み通り四年制の大学に進学。無事卒業・就職、結婚し今に至る訳ですが、あの時一ヶ月間、高校を休んでまで得たものは大きかったと信じています。結果論ではありますが、本当に楽しい四年間を過ごすことが出来ましたし。
 また、それまで、生徒会・部活の副部長など、比較的何でも出張って・全力でこなしていた私ですが、その一件から少し肩の力が抜けるようになりました。まあ、大学では少し抜きすぎた感もあるため、今就職して苦労してはいますが(笑)

 今すごく救われるのは、夫が非常に楽観的な人であることですね。私みたいな突き詰めて考えやすい人間は、いっそ真逆なタイプの人とやっていくに限ります。
 卒業写真を眺めながら、様々なシーンがプレイバックした今日一日でした。
 

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