センセイの鞄

2004年4月9日 BOOKS
ISBN:4582829619 単行本 川上 弘美 平凡社 2001/06 ¥1,470 川上弘美といえば、生き物とモノ、時間と空間などさまざまなものの境目が溶け、混じり合うような、エロチックで不思議な世界を描いた作品が特徴的だ。 本書では、日常を静かに淡々と過ごしていた2人がゆっくりと近づき、季節の移り変わりとともに、互いの関係を育んでいく大人の恋愛を描いている。恋愛といっても、勢いにまかせた情熱…

 ハイ、初めてのブックレビューです。一度やってみたかった!迷ったあげく、最近読んで印象的だったものを選びました。
 ネタバレですが、結局この二人、いい仲になってしまいます。…というかぶっちゃけ、やっちゃいます。
 私はこれが何とも解せなかった。希望としては、互いに憎からず思いながらも、ストイックでぬるい関係を続けて欲しかった。センセイの方が先に逝ってしまうことは分かり切っている。だからこそ、タイトルの「センセイ」という届かぬ存在と、「鞄」という見るたびにキュンと切なく思い出すような、物質的な記憶が輝くような気がしたのですが…。
 絶賛する友人から借りたのですが、私としてはいまいちな感じで読み終えました。申し訳ない…m(__)m
 

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